イデアクラフトについて

ごあいさつ

バブル期の頃ですが、自宅を設計する機会がありました。 この経験は私に、建築(特に住宅)について設計者としての姿勢を再度考えさせることになりました。

普段、クライアント(建て主)様から依頼をうけると、敷地条件、希望諸室、予算等をヒヤリングし、プランニング(平面計画)にとりかかるわけですが、「家」の設計をまとめることは一筋縄でいかない場合が多いです。ご主人様と奥様とで意見が違うこともしばしばです。まして、そこにお子様の意見が入ってきたら・・ こんな時、「構造的に難しいですね」とか、「予算上無理がありますね」とか、「法的に問題が・・」とか、「全体の条件から総合的に判断すると、こうするのはどうですか?」など、うみの苦しみから逃避する訳ではないですが、とことん追求した上での言葉になっていなかったように思います。

クライアント様の考えを最大限尊重しつつも、全体のバランスを考えまとめることが「良い設計」であると考えていましたが、全体バランスを取るために取捨選択する要求された条件ひとつひとつにも捨て切れないこだわりが存在すること。設計者から見たらウエイトが低いと思われる要求であっても、クライアント様にしてみれば捨てがたい重要な事もあるのだと、再認識しました。自宅の設計がなかなかまとめられなかったことからの教訓です。

「家」づくりは、そこに住まわれる家族にとって、自分達の生活をより快適にしてくれる夢の器を造ることです。とことんこだわっていいはずです。難しいからこう変えましょうではなく、そうするためにはどうしたらよいのかを、クライアント様と二人三脚でとことんこだわって設計していきたいと考えています。 その思いを実現するため、イデア クラフトを設立しました。「イデア」とはアイデア(idea)のギリシャよみです。クラフト(craft)は創造するの意、つまり色々なアイデアをクラフトしながら建物を造りあげていく会社という意味です。

建設業界には色々な設計、建設のスタイルがあります。無料で設計をしてくれるハウスメーカーや工務店。設計事務所にも在来の木造を得意とするところもあれば、2×4が得意なところもあります。でも、考えてみてください。クライアント様はこの時点でもう選択させられているのです。前者の建設会社であれば工法や型が決まってしまいます。後者の場合もしかりで、当然、自分達の得意とする分野を薦められるでしょう。 自分の理想とする「家」を造る上で何が重要なのか、この点がはっきりしないうちに工法などを決めてしまうことは、制約が先にかかり、希望をかなえるための自由が失われることにつながります。

自分の理想とする「家」とは、どのようなものなのか?

このクライアント様だけではあまりにも手探りすぎて難しい課題は、はじめの段階から私どもが参加をさせていただき、一緒に話し合い、検討することで輪郭が段々見えてまいります。その上で、それを実現させるために一番いい方法と工法を選ぶことが一番大切ではないでしょうか。

私どもの会社は、クライアント様個々の要求を可能なかぎり吸収し、クライアント様が理想とする家造りをサポートさせていただくことをモットーとする設計事務所です。経歴書、ギャラリー等でも紹介させていただいておりますが、当社はすべての工法に精通しているつもりです。一生の財産、夢である「家」づくりを、私どもと歩んでいただけると幸いです。


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